今回ご紹介するのは、今池から徒歩1分、古びたアパートの2階にひっそりとお店をかまえる「読書珈琲リチル」。
本当にこんなところに喫茶店があるのだろうか?と思ってしまう外観である。しかし焦げ茶色のドアと隣の黒板には「営業中」の貼り紙が。
少し勇気を振り絞って、ひっそりとドアを開けると…
ほんのり珈琲の香り、かすかに聞こえる安らかなクラッシック音楽。
一人で静かにホット心を落ち着けたいときにぴったりな素敵な空間が、そこには広がっている。
ではさっそく、「読書珈琲リチル」について紹介させていただきますね。
「読書珈琲リチル」で私がいただいたもの
「読書珈琲リチル」ではお店の名前の通り、読書にぴったりな空間・珈琲・お菓子をいただくことができます。
私がいただいたものは、「頁(ペイジ)」というブレンド珈琲と、「パロール・ジュレ」というケーキです。
そして本は「ひとしかいない」を読ませていただきました。
読書喫茶リチルは、珍しい席料制。600円/60分で、お飲み物(珈琲など)1杯ぶんの代金を含みます。(延長10分ごとに50円)
私は1時間弱滞在させていただいたので、600円+400円(ケーキ代)=1000円で素敵な時間を過ごさせていただきました。
珈琲:「頁(ペイジ)」
– 頁(ペイジ) 中煎り
晴空のような清々しさと滑らかなコク。後を追うほのかな苦み。
引用:「読書珈琲リチル」HPより
珈琲の酸味があまり得意でない私にとっては、非常に飲みやすい珈琲でした。雑味や深い苦味はなく、口当たりよくスッとのどを通ります。
ケーキ:「パロール・ジュレ」
「パロール・ジュレ」は、青いゼリー、レアチーズ、ベイクドチーズ、の三層ケーキです。
見た目はなんというか、キラキラしたサファイアを思わせる宝石のよう。真ん中に金粉があしらわれています。
上の二層(青いゼリーとレアチーズ)はつるんとした食感で、ミルクの甘みが感じられます。ベイクドチーズはしっかりしつつもくどくなく、美味しくいただけました。
この「パロール・ジュレ」、意味は「凍った言葉」とのこと。
『パロール・ジュレと魔法の冒険』という本があるみたいなので、今度読んでみることにします。
本:「ひとしかいない」
私がおじゃましたのは9月の下旬です。
ちょうど、特別企画「ひとしかいない」が開催されていました。
この時期、「本を読む時間」というイベントが今池・千種で行われており、その一環だそうです。
お店に入ると、中央の机に、「ひとしかいない」が何冊か積まれていまました。私は一冊を手に取り、自分の気に入った席につきました。
「ひとしかいない」を読ませていただきました。日常が少し違って見えるようになるかもです。
読書珈琲リチルでは他にどんなメニューがあるか気になることでしょう。紹介させていただきます。
「読書珈琲リチル」でいただけるもの
「読書珈琲リチル」はお店の名前の通り、読書にぴったりな空間・珈琲・お菓子をいただくことができます。
読書珈琲リチルの本
店主が選書した本が陳列されています。店主が過去に書評で取り上げた本、これから取り上げたい本、を中心に置いてあるとのこと。
本は全て閲覧可能なので、静かな空間とともにお気に入りの一冊を見つけてみると良いかもしれません。
読書珈琲リチルのお飲み物
珈琲が中心ではあるものの、その他のドリンクも提供されています。
珈琲
ブレンド珈琲には本にちなんだ名前がつけられており、ユニークです。注文を受けてから豆を挽き、一杯ずつ「ネル」で抽出しているとのこと。
私が注文したときも、カリカリと豆を挽く心地よい音が聞こえてきました。
ブレンド珈琲のメニューはこちら。
– 栞(シオリ) 中浅煎り
知性を躍動させる清澄で軽やかな一杯。
– 頁(ペイジ) 中煎り
晴空のような清々しさと滑らかなコク。後を追うほのかな苦み。
– 香深(カフカ) 深煎り
幻惑の甘やかな苦みが奥へ奥へと誘う甘美な迷宮。
引用:「読書珈琲リチルのHP」より
また、旬の珈琲、アイスコーヒー、ミルクコーヒーも用意されています。詳しくはお店HPをご覧ください。
その他お飲み物
その他には、以下のようなドリンクがご用意されています。
・マサラチャイ(温/冷)
・紅茶(温/冷)
・ミルク抹茶(温/冷)
・林檎ジュース
珈琲が苦手な人でも歓迎しますという店主のお心遣いが伺えます。マサラチャイはその甘みと、じんと心温まるスパイスが効いており、とっても美味しいそうです。(次回はマサラチャイを注文します。)
読書珈琲リチルのおかし
リチルには、珈琲だけでなくお菓子もご用意されています。
・季節のケーキ
・パロール・ジュレ
・マサラチャイアイスクリーム etc
私がおじゃました9月下旬は、季節のケーキがイチジクとオレンジのショコラケーキでした。
時期によってイベントが開催されている
読書珈琲リチルでは、時期によってイベントが開催されています。
私がおじゃました時には「ひとしかいない」が行われていました。
他にも海外文学読書会などが開催される模様です。
「読書珈琲リチル」の基本情報
読書珈琲リチルに足を運んでみたい、と思われた方も多いのではないでしょうか。行く前に基本情報は確認しておきましょう。
読書珈琲リチルの最新情報は、Instagramに載っているので、要チェックです。
営業時間 | 12:00 – 21:00 |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | 東山線/桜通り線「今池」駅3番出口から徒歩1分 |
マップ | |
駐車場 | 無し |
最新の情報 | Instagram「litir_coffee」
※営業日とお休みのご案内はこちらから最新情報をチェックしましょう。 |
予約可否 | 予約不可 |
カード支払い | 不可 |
注意事項 | ・入店は2名様まで。
・本を静かに読む空間を提供しているため、雑談は不可。 ・中学生未満のお子様連れはお断り。 ・店内の撮影不可(手元はOK) |
「読書珈琲リチル」にお邪魔した感想&独自評価
筆者の独断と偏見ではありますが、読書珈琲リチルの印象を書かせていただきます!
総合評価4点/5点
物音一つしないような静かな空間。
美味しい珈琲とケーキとお気に入りの本。
「静かな空間で心身ともにホッとしたい」
「本を読み耽りたい」
と思ったときは、「読書珈琲リチル」をおすすめします。
項目 | 点数 | 詳しい内容 |
ホッとできる | 4/5 | 物音一つしないような静かな空間で、ふぅと息をつくことができるでしょう。
ただあまりにも静かなので、逆に落ち着かない方はいるかもしれません。 |
スイーツの味・見た目 | 4/5 | つるんとした食感のパロール・ジュレは美味しかったです。 |
コーヒーの味 | 4/5 | 酸味が得意でない筆者に「頁(ペイジ)」は口当たりよく酸味もなく美味しかったです。 |
お店・店主の雰囲気 | 4/5 | とっても静かな雰囲気。本好きにはたまらない空間です。 |
何度も足を運びたい | 5/5 | 21時までやっているので、仕事終わりふぅと一息つきたい時に最適です。 |
ゆっくりできる | 4/5 | 9席ほどあります。時間に制限はありませんが、料金形態が時間制となっているので、もしかしたら時計を気にする方もいらっしゃるかも。 |
※ちなみに…
筆者は20代女子会社員。おっとりした性格で静かめ。
大人数で過ごすのも好きだが、自分一人の時間も大事。
趣味はスイーツ巡り、家でゆっくり過ごすこと、旅行、ダンス。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「静かな空間で心身ともにホッとしたい」
「本を読み耽りたい」
という方は、ぜひ「読書珈琲リチル」に足を運んでみてくださいね。
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