紅茶は好きだけれど、家でしっかり紅茶を入れることはないかも(紅茶を入れるために必要な道具って何だ…?)という人もいらっしゃるでしょう。
この記事では、お家で紅茶をいれる時に最低限揃えたい道具や、初心者でも使いやすくお手軽な紅茶道具のブランドを紹介します♪
加えて、基本となる「ストレートティー」の淹れ方も紹介します。道具を揃えて、自宅ですぐに美味しい紅茶を召し上がっていただけるようになるでしょう。
初心者が最低限揃えたい道具7点
紅茶をお家でも淹れたい、という方にまず揃えていただきたいものは、以下の7点です。
1. ティーストレーナー(茶こし)
2. ティーポット
3. タイマー ※スマホ等で代替可
4. 計量器 ※計量スプーンで代替可
5. ケトル(やかん)※鍋で代替可
6. ティーカップ
7. お好みの紅茶
一つずつ詳しく紹介していきます。
その①:ティーストレーナー(茶こし)
ティーストレーナーとは、茶葉がカップに入らないように、こす道具のことです。ティーパックではなく、茶葉で紅茶を淹れるときは必須のアイテムとなります。様々な形状があり、アイスティー に適した形や個性的な可愛いデザインのものもあります。
その②:ティーポット
ティーポットは紅茶を淹れるのに最も重要なアイテムと言えるでしょう。選ぶポイントは、ジャンピングを生むお湯の対流が起こりやすい丸型にすることです。
ジャンピングとは、ティーポットの中で、茶葉がゆっくり上下に動くことをさします。なぜジャンピングが重要かというと、茶葉から旨味を引き出すためです。ジャンピングによって茶葉が開き、紅茶の成分が十分に抽出されるのです。
ジャンピングを起こすためには、丸型のティーポットにする必要があります。特にガラスで透明のティーポットはジャンピングの様子がよく見られます。
その③:タイマー(砂時計)
タイマーは、紅茶を抽出する時間を図るために必要な道具です。スマホのタイマーなどで代替することができます。そのため新しくタイマーを買う必要はないでしょう。
しかし、見た目にこだわりたい、という方は、砂時計を購入しても良いかもしれません。
3分の砂時計、5分の砂時計がおすすめです。※茶葉によって適切な抽出時間は異なります。3分〜5分のものが多いでしょう。
その④:ティーメジャー
ティーメジャーとは、茶葉を量るためのスプーンのことです。他にも「ドザール」「キャンディースプーン」と呼ばれることもあります。
デザインや素材は様々です。ものによって容量が異なるため、注意が必要です。
ティーメジャーはわざわざ購入しなくても、計量スプーンなどで代替できます。
その⑤:ティーカップ
ティーカップは、紅茶の色が綺麗に見えるように、浅めで内側が白く、飲み口が薄いものがベターでしょう。とはいえもちろん自分のお気に入りのカップを使っても構いません。
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その⑥:ケトル(やかん)
お湯を沸かすためのやかんです。お湯を沸かせられれば良いので、電気ケトルやお鍋でも代替可能です。
また、紅茶に適したケトルは存在します。それは、熱伝導の良い素材のものです。熱伝導が良い素材は、銅やアルミなどがあります。なぜ熱伝導が良い素材が適切かというと、水中の酸素を失いにくいよう、短時間で沸かせるためです。
先ほど「ジャンピング」という、ティーポットの中で茶葉がゆっくり上下に動くことが重要とお話ししました。
ジャンピングを生むには、酸素が多く含んだ水を使うことも一つの要素になるのです。
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その⑦:お好みの紅茶
道具とは少しそれますが、もちろん紅茶も準備する必要があります。自分のお好みの紅茶を探してみてください。
次の章では、「ティーストレーナー」と「ティーポット」について、紅茶初心者の方にぴったりなブランドを紹介します。
【紅茶の道具】ティーストレーナーおすすめブランド3選
ティーストレーナーのおすすめブランドは以下の3つです。
- キントー
- SALUS / 佐藤金属興業
- エムテートリマツ
一つずつご紹介します。
キントー
キントーは使い心地と佇まいの調和を大切にした、日々に寄り添う生活道具をつくり続けるブランドです。スタイリッシュなデザインのティーストレーナーが人気です。
SALUS / 佐藤金属興業
キッチン用品やインテリアなど、様々な日常生活周辺のプロダクトを提供するSALUSでは、ティータイムを素敵なものに演出するアクセサリーも豊富に取り扱っています。
ティーカップにそのままつけられるティーストレーナーや、シェル型のティーインフューサーなど、実用性とデザイン性を兼ね備えた商品が数々あります。
エムテートリマツ
エムテートリマツは、高い技術で生産された確かな品質をもつ業務用厨房用品を取り揃えています。
ティーストレーナーは、非常にシンプルでどなたでも使いやすいでしょう。
【紅茶の道具】ティーポットおすすめブランド4選
次に、ティーポットのおすすめブランドを4つご紹介します。
- ハリオ
- ル・クルーゼ
- キントー
- ノリタケ
どれも一度は聞いたことのある有名ブランドなのではないでしょうか。では詳しく見ていきましょう。
ハリオ
ハリオは、耐熱ガラスメーカーです。ティーポット以外にも、ピッチャーやボトル、ケトルなどの取り揃えも豊富です。
ジャンピングティーポットは、紅茶の茶葉の香り・風味を最大限引き出す丸い形をしています。
ル・クルーゼ
ル・クルーゼは、90年以上の歴史をもつフランス生まれのキッチンウェアブランドです。カラフルな色使いが特徴的ですね。見た目だけでなく、性能も優れた商品です。
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キントー
ティーストレーナーでも紹介したキントーはティーポットのラインナップも豊富です。
上記の商品は、フタ部分にティーストレーナーも兼ね備えている万能のティーポットです。
ノリタケ
ノリタケは名古屋に本社をかまえる洋食器の世界ブランドです。お値段は8,000円~15,000ほどと少し高くなりますが、いい物を揃えておきたい、という方にはおすすめです。
ティーポットとティーカップのセット商品も数多くあります。
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以上、紅茶の道具を扱っているブランドをご紹介しました。これで紅茶の道具は揃いそうでしょうか。
基本の道具が揃ったところで、次はワンランク上のティータイムを楽しむための、プラスアルファの道具を紹介します。
初めから全て揃える必要はありませんが「自宅で紅茶をもっと楽しみたい!」という方はご覧ください。
ワンランク上のティータイムへ、+αの紅茶器具を紹介
自宅でのティータイムを更に楽しむための+αの紅茶器具は、以下の5点です。
- ティーコジー
- ティーマット
- ミルクポット
- シュガーポット
- ティーパックレスト
ティーコジー
ティーコジーとは、保温のためにティーポットにかぶせるものです。ティーポットに合った形のものを選びましょう。
ティーマット
ティーマットも、ティーコジーと同じく、保温効果を高めるためのものです。ティーポットの下に敷きます。
ミルクポット
ミルクポットは、ミルクピッチャーとも言われます。お客様をお迎えする時などに、紅茶と一緒にミルクポットに入れた牛乳をお出しするといいですね。
シュガーポット
シュガーポットとは、卓上で使用するための、砂糖を入れる容器です。角砂糖を使うときは、シュガートングも用意しましょう。
ティーパックレスト
ティーパックレストとは、使用済みのティーパックを置くトレイです。レモンなどを置くのにもぴったりです。
以上、ご自宅での紅茶時間をさらに素晴らしいものにする+αアイテムを紹介しました。
最後に、道具を使用した紅茶の淹れ方を一緒に見ていきましょう。
【実践】まずは器具を使って紅茶を1杯入れてみよう
この章では、一番の基本であるストレートティーの淹れ方を紹介します。美味しく淹れるポイントも紹介しているので、ぜひ実践してみてください。
ステップは以下の通りです。
- お湯を沸かす
- ティーポットとカップを温める
- 茶葉を入れる
- お湯を注ぐ
- 茶葉を蒸らす
- ティーストレーナーでこしながらカップに注ぐ
1.お湯を沸かす
水道水をケトル(やかん)に勢いよく注ぎ、火にかけます。直径2cmほどの大きさの泡が出るまで沸騰させましょう。
2.ティーポットとカップを温める
ティーポットとカップを温めます。あらかじめ沸かしておいたお湯をティーポットとカップに入れましょう。温まったら中のお湯は捨てましょう。
3.茶葉を入れる
ティーメジャーを使い、茶葉を量り、ティーポットに入れます。カップ2杯(300ml)に対して、茶葉3〜4gが目安と言えるでしょう。
4.お湯を注ぐ
十分に沸騰したお湯を、やかんからティーポットに、高い位置から勢いよく注ぎましょう。「ジャンピング」を起こすためにも、空気が入りやすい注ぎ方をします。
また温度を下げないように、ティーポットはやかんのそばに置いておくと良いでしょう。
5.茶葉を蒸らす
ティーポットにフタをし、時間を計りながら茶葉をゆっくり蒸らします。この時、ティーコジーとティーマットがあると、ティーポットが冷めることがないので更に良いでしょう。
また、蒸らす時間は茶葉によって異なります。リーフタイプの紅茶は5~6分、2~3mmの細かい茶葉であれば3分が目安です。
6.ティーストレーナーでこしながらカップに注ぐ
ティーポットの中の紅茶の濃さを均一にするために、一度かき混ぜましょう。その後、ティーストレーナーを使って、ティーポットの紅茶をティーカップに移します。この時、最後の一滴までティーカップに注ぐようにしましょう。
また、最後の一滴のことを「ゴールデンドロップ」と言います。抽出の最後の一滴には後味をスッキリさせる効果があり、旨味が凝縮されていると言われています。
“ゴールデン”の名の通り一番美味しいそうです。
紅茶の器具を使った、一番基本的なストレートティーの淹れ方を習得していただけましたでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分のお気に入りの道具と紅茶とともに、自宅で素敵なティーライフをお過ごしくださいね。
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